グループホームで歯ブラシセミナーをしました
2016年1月5日訪問診療
あけましておめでとうございます。
明日から今年の診療が始まります。
さて、去年の暮れに、お世話になっているグループホームで、
お口の中についてのセミナーをしました。
テーマは
・高齢者のむし歯のでき方の特徴
・入れ歯のお手入れ
でした。
むし歯ができやすい部分は、年齢によって変わるのです。
歯が生えたての頃は噛む面の溝
しばらくすると歯と歯の境目(と、歯医者で治療をした部分)
が、むし歯になりやすい部分です。
これに対して、お年寄りがむし歯になりやすいのは
歯ぐきが下がってむき出しになった歯の根元です。
で、グループホームの職員のみなさんに、
歯の根元を気をつけて磨いてくださいねという話をしました。
入れ歯のお手入れについては、
歯医者に通ってくださっている患者さんも間違っていることが多いので、
改めて記事にするつもりです。
私、このようなセミナーは何回かしたことがありますが、
今までやった中でも一番の盛り上がりでした。
スライドで説明したあと、
実際に歯ブラシを持って歯みがきの仕方について実習をする予定でしたが、
実習する時間がないほど、次々に質問が出ました。
職員のみなさんの意識の高さを伺い知れました。
いつもは「当たり前」になっていて、疑問にも思わないことについて
質問があり、改めて勉強になりました。
また、スタッフも普通に診療所で働いているだけでは
できない貴重な経験をさせて頂くことができました。
要望があれば、第2弾、第3弾とやっていきたいと思います。
*他の施設にも伺いますので、ご興味があればご連絡ください。