東京医科大学の問題(つづき)
2018年9月2日未分類
女性は、医療人であることより、お母さんであって欲しいと思うのは、
当院のスタッフに対しても同じです。
当院のスタッフはほとんどがママさんです。
もちろん、院長や経営者としては困りますが、
「子供の用が…」「子供の体調が…」と言われれば、
元子供としては、子供を優先させてということになります。
私の生い立ちもあるでしょうね。
さて、性差による(今回は)男性の偏重には賛否あるでしょう。
解決策も思いつきますが、
良くも悪くも日本の伝統や慣習がありますし、
色々なパワーバランスもあるでしょうから、
ここでは書きません。
ただ、このような事情を考慮しても、
東京医科大学(に代表される医学部)の入試のやり方は
さすがにまずかったかなと思います。
東京医大の選考基準を知っていれば、
女子医大を受験したかも知れません。
ゲーム(入試)のルールを、
プレーヤー(受験者)が知らないのは頂けません。
より正しいと思われる選択ができないからです。
男性を多く採りたいのであれば、
例えば、「男性◯◯名程度、女性○○名程度」として募集する
あるいは、面接のウエイトを大きくして公表する
とすれば良かったと思います。
(これが適法か違法かは専門でないのでわかりません)
このように、
男性の受験生を偏重すること
入試のルールが透明でないこと
は別の問題なので、一緒くたに議論するべきではないと思います。
なお、東京医科歯科大学(母校!)の写真を、
東京医科大学と取り違えて報道したメディアがあるようですね。
東京新聞の望月記者などは、女子大の東京女子医大と間違える始末。
きちんと取材していれば間違えようがないはずですが。
この程度の取材力と理解力しかない連中に、
このような繊細で複雑な問題を語って欲しくはありませんね。