食を支えられる地域にするために
3月23日、地域の介護職向けに、セミナーをやりました。
内容は、誤嚥性肺炎と摂食機能障害についてです。
*今日のブログは介護職向けです
少しでもむせるとすぐに食形態を落とす、
場合によっては禁食(胃ろう)になるのに違和感はありませんか。
むせ=誤嚥=肺炎だと思っていませんか。
有病者のQOLを不適切に下げないように、
誤嚥性肺炎を正しく理解、予防をし、正しい嚥下の評価をして、
適切な(安全な)食形態を食べさせましょう。という内容でした。
なかなか理解がしにくい内容なので、初めての試みとして、
実際に私が嚥下評価をして
禁食(全て胃ろう)から食べられるようになった患者さんのご家族に
セミナー中に電話をつないで、
私がインタビューする形で体験談を話してもらいました。
食べられるようになることがどんなに嬉しいことか、
食べられることで患者がどう変わるか、
私の小難しい話よりずっと大事なことだし、心に響くのではないかと思いました。
私はセミナーをするときに、頭よりも心や思い出に残る話を心がけています。
「今日の話はおもしろかったな」
「いい話が聞けてよかったな」
「明日からやってみようかな」
そう思ってもらえると嬉しいのです。
参加者の感想は私の手元には届いていませんが、どうだったのかな…。
今年も講演会が続きます。4月は入れ歯についてお話しします。
4月18日は午後6時から北方在宅クリニックにて入れ歯についてお話しします。
このセミナーは何度も話した得意分野です。
参加ご希望の方がいらっしゃれば、院長かスタッフまでお申し出ください。
(基本的に介護職向けですが、一般の方も、数名なら主催者側にお願いします)
写真は当院スタッフが撮ったものですが、アプリで加工したそうです。
このようないじられ方をしています。