私たちの”栄養”
2017年11月22日未分類
歯医者というのは、とかく行きたくないところと言われます。
その中でも、患者さんに評価されにくい治療があります。
その一つが歯周病の治療です。
歯周病は、普段は症状がありません。
歯ぐきから血が出たり痛んだり腫れたりするときは、すでにだいぶ病状が進んでいて、
最終的には歯がぐらぐらになって抜けてしまいます。
成人してから歯を抜く原因になるほとんどが歯周病という恐い病気です。
一方で、決定的な治療方法がなく、一度悪くなってしまった歯を元の健康な状態に戻すのは、
今の医学ではかなり難しいと言わざるを得ません。
簡単に言えば、歯周病は、症状のない普段から予防することが大事です。
ただ、具体的に困っていないことに対して、
説明して理解してもらって、通ってもらって、多少痛いかもしれない治療を受けてもらって
…ということになるので、なかなか評価されにくいのは仕方ないのかなと思います。
何とこの歯周病の治療に、最近はお褒めの言葉を頂くことがあります。
「気持ちよかった」
「丁寧で良かった」
「紹介してもらった歯ブラシが良かった」
「想像していたより痛くなかった」
「マスクをすると気になっていた自分の息のニオイがなくなった」
「食べ物の味が変わった」
当院では、歯周病の治療は衛生士が中心になって取り組んでいます。
治療を受けて良かった、気持ちよかった、症状が改善したなどあれば、
担当の衛生士に是非お伝え下さい。
あなたの評価が、私たちの”栄養”になって、明日の治療をがんばれるのです。