顎関節症の治し方2 痛くて口を大きく開けられない
2017年1月16日顎関節症
前回に引き続き、顎関節症の治し方についてです。
今日は、
2.顎を大きく開けようとすると痛い
について解説します。
突然ですが、骨を折ったことはありますか?
経験ある方はそのときの様子を、ない方はお知り合いで折った方を思い出して下さい。
めでたく骨がつながり、ギブスが取れました。
無罪放免。うっとうしいものから開放されました。
さて、ギブスが外れた瞬間から、元通りに動くでしょうか。
動きませんね。
骨はつながっているのに、なぜ動かないのでしょうか。
答えは、関節は動かさないと固まって動かなくなる のです。
私たちの専門用語では、「可動域が狭くなった」と表現します。
一度固まった関節を元通りに動かすには、リハビリやストレッチが必要 です。
リハビリやストレッチはまぁそれなりに痛いものです。
顎関節も関節ですから、基本的には同じです。
大きく口を開けないのは、自分で「可動域を制限」していることとになります。
しばらくおちょぼ口で生活していると、ちょうどギブスで吊ったのと同じ状態になります。
ですから、いざ口を開けて(≒ギブスを外して)動かそうとしても、
顎関節は固まってしまっているので、痛くて開けられないのです。
治し方は簡単です。
顎関節の正しいストレッチをすること
「正しいストレッチ」と書きました。
全身のストレッチにも正しいやり方があるように、顎関節のストレッチも正しいやり方があります。
歯に指をおいてゆっくり開けていくのですが、
ストレッチの前にやっておくこともあります。
専門でない皆さんには難しい内容になりますので、お困りの方は一度ご相談下さい。