病気の再発を減らす取り組み(根や神経の治療)
2016年11月8日未分類
当院が大切にしているコンセプトがいくつかあります。
その一つに
「病気の再発を可能な限り減らす」
というものがあります。
今日はこのお話をします。
毎日、診療をしていると、本当によく再発する病気があります。
根の先の病気、神経の治療と私たちが説明する病気です。
細い針のようなものでチクチクやる、何度も通わなければならないアレです。
針でチクチクしているのは、歯の中を消毒しているのですが、
歯の中の消毒が終わってきれいになると、最後にゴムを詰めます。
このゴムを詰めるときに、清潔に詰めると病気の再発率を抑えることができます。
ただ、このゴム、通常の滅菌器(道具についたバイ菌を殺す器械)では滅菌できません。
通常の滅菌器は高温と高圧力で滅菌するため、ゴムが溶けてしまうからです。
私、勤務医の頃から、これがすごく気になっていました。
開業したら絶対に買おうと思っていたものがあります。
プラスチックやゴムも滅菌できる器械です。
安くない器械ですが、一生モノだと思い、思い切って買いました。
当院にはCTがありません。
よその病院から譲って頂いたものもあります。
浮かせた設備費用でこのような再発率に直結する器械を買いました。
気の向かない歯医者にせっかく通って頂いたのですから、
再発してガッカリということはできる限り避けたいと思って治療しています。