もっともっとわかりやすい治療
2016年9月6日わかりやすい治療
今日は歯医者用のセミナーに出ました。
内容は
「どうしたら患者さんに歯科治療を理解してもらうか」
「どうしたらわかりやすい説明ができるか」
というものです。
歯科治療はとても複雑です。
体がダルい。体温を測ったら熱がありました。
どうやら風邪を引いたらしい。
お医者さんに行きます。
風邪ですね。お薬を出しておきます。
1週間飲んで良くならなかったらまた来てくださいね。
まぁこんな感じですよね。
経過を見せに行く場合もあるかもしれませんが、通い続けるのはまれです。
これに対して歯医者は、治療にステップがあります。
たとえば、むし歯が大きくて神経を取った場合、
1.麻酔をして神経を取ります
2.神経の穴の消毒をします…何度も
3.神経の穴にゴムを詰めます
4.歯の芯を作ります(型取り1回目)
5.差し歯を作ります(型取り2回目)
これだけやらないと「治療が終わり」にはならないのです。
先がわからずに、また、今日何をするかもわからずに、
治療を受け続けるのは難しいと思います。
…私なら通い続けるのはまず無理ですね。
一方で、「治療が終わり」まできちんとやらないと、
場合によっては治療する前よりひどい状態になることもあります。
簡単に説明すると、極論をすれば、
「私たちの説明が悪いと、あなたの歯が悪くなる(かも)」
ということです。
ですから、説明は治療と同じくらい大事だと思っています。
ですから、当院は説明に非常に力を入れています。
(通って頂いている方ならおかわり頂けると思います)
ただ、まだ説明に改善するべき点があるのは実感していて、
定期的に、このようなセミナーに参加します。
日々精進です。